千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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299: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/16(木) 12:55:04.49 ID:E6ygtKl90

吹き飛ばされたフローゼルは地面に叩き付けられ、


 「ゼ、ゼル……!!!!」


もはや満身創痍だ。


英玲奈「……さあ、トドメだ、オニシズクモ!!」

 「ク、モ」


オニシズクモが再び、頭を揺らす──が、


 「ク、モモ」


オニシズクモの動きが止まった。


英玲奈「……!? どうした、オニシズクモ!?」

千歌「……ふっふっふ、さっきの“かまいたち”、ただ攻撃するためだけの技じゃないんですよ!」

英玲奈「なに……?」


気付けば、オニシズクモの“すいほう”の中に──


英玲奈「……気泡……まさか!?」

千歌「そう!! フローゼルがオニシズクモの“すいほう”の中に飛び込ませたのは──空気の渦です!!」


渦巻いた空気をそのまま、オニシズクモの“すいほう”に飛び込ませ、その暴れる空気は──


 「シズ、クゥゥモ」


オニシズクモの“すいほう”を内側から、破く……!!


英玲奈「!! オニシズクモ!!」

 「シズ、ク……」


内側から無理矢理“すいほう”の膜を破いた結果、針を刺された風船のように形を維持できず割れてしまう。

“すいほう”を失ったオニシズクモは、


 「シ、ズ……ク」


“すいほう”がなくなって呼吸が出来なくなったのが、その場に引っくり返ってしまった。


英玲奈「……戻れ」

千歌「……よし!!」

 「ゼルゥ……!!!」


二匹目、オニシズクモを突破。


英玲奈「……クワガノン!!」
 「クワガーーー」


英玲奈さんが次のボールを放る。


千歌「フローゼル!! 一旦戻っておいで!!」

 「ゼルッ」



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