千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/16(木) 12:54:02.41 ID:E6ygtKl90
千歌「フローゼル!! キミのやる気を尊重するよ!」
「ゼルルッ!!!!!」
千歌「……ふぅー……」
集中、位置関係を把握しろ。
オニシズクモは私とフローゼルに挟まれた立ち位置のまま、私に背を向けて、フローゼルにゆっくり迫っている。
英玲奈「……何かしようとしているな」
英玲奈さんが私たちの様子に何かを感づいたようだ。
英玲奈「だが、させんぞ……! オニシズクモ!! “アクアブレイク”!!」
「シズク、モ」
オニシズクモが水泡を地面に向かって振り下ろす。
その瞬間、攻撃に移行しようとして、水泡内の水が一瞬だけ外に向かって溢れ出す──
千歌「──そこ!!! “かまいたち”!!」
「ゼーールゥッ!!!!!!」
フローゼルの周囲の空気が刃となって飛び出した。
英玲奈「……!」
その刃はオニシズクモの“すいほう”の中に飛び込み、
「シズ…」
水泡で守られていたオニシズクモの頭部を直接切り裂く。
「シズ、ズ」
千歌「効いてる……!!」
やっぱり読みは外れてなかった。
攻撃の瞬間、あの水泡は外に向かってエネルギーを放出する。
その一瞬だけは、水泡の膜を通りぬけやすくなるんだ……!
英玲奈「なるほど、考えたな。だが」
「シズ、クモ……」
英玲奈「威力不足だ」
「クモ」
オニシズクモはそのまま、頭を振るって、
「ゼルッ!!!」
“アクアブレイク”を地面に打ち付け、先ほど同様フィールドごと、フローゼルを吹き飛ばす。
千歌「……!!」
「ゼルッ!!!!」
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