千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/16(木) 12:50:05.16 ID:E6ygtKl90
攻撃はバクフーンに直撃すると共に、一気に水のエネルギーを膨らませ──
千歌「だわぁっ!!?」
とてつもない衝撃波になって、爆発する。
「バクフッ!!!?」
バクフーンはその攻撃力で、バトルスペースから吹き飛ばされ、トレーナースペースにいた私のすぐ脇をすり抜け、ジムの背後まで吹っ飛ばされてしまった。
千歌「!! バクフーン!!」
「バ、バクフー……」
千歌「……! 戻って、バクフーン」
戦闘不能だ。バクフーンをボールに戻す。
どう見ても、ただの頭突きだったのに……なんて威力だろう。
英玲奈「……オニシズクモの特性は“すいほう”。炎から受けるダメージを減らし、水の威力を倍増させる」
千歌「……っく……」
私の手持ちにはみずタイプに有利なポケモンが居ない。
……なら、
千歌「目には目をだよね! 水には水で! フローゼル!!」
「ゼルルルッ!!!!!!」
フローゼルを繰り出す。
千歌「“ハイドロポンプ”!!!」
「ゼーーールゥゥゥゥゥ!!!!!!!!」
バクフーンを倒したばかりで、まだ距離の取れていないオニシズクモに向かって、フローゼルから強力な水流が放たれる。
英玲奈「“アクアブレイク”!!」
「シズ、クモ」
だが、オニシズクモが再び水泡を被った頭を振るうと、
千歌「う、うそ!?」
大きな衝撃と共に、“ハイドロポンプ”を頭突きで消し飛ばす。
英玲奈「“とびかかる”!!」
「シズ、ク」
千歌「……っ! “こうそくいどう”!!」
「ゼルゥーー!!!!!」
跳びかかって来るオニシズクモの下をすり抜けるように、フローゼルがダッシュする。
さっきのペンドラーとは打って変わって、動きは遅いのに、こちらの攻撃がうまく通らない。
「シズ、ク」
オニシズクモはフィールド中央に躍り出たフローゼルの方向へ、のそのそと振り返り、
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