千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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295: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/16(木) 12:48:09.23 ID:E6ygtKl90

指示を受けたオニシズクモが口を開けて、バクフーンに向かって前進してくるが、

さっきのペンドラーとは打って変わって、動きが遅い。


千歌「バクフーン!! “かえんほうしゃ”!!」
 「バクフーーッ!!!!!!!」


そこにすかさず攻撃を叩き込む。

動きの鈍いオニシズクモは一瞬で“かえんほうしゃ”に飲み込まれる。


千歌「……」


いや、いくらなんでもあっけなさすぎる。

警戒してよく見てみると──


 「シズ、クモ」

千歌「!?」


オニシズクモは“かえんほうしゃ”の中を全く怯まずに前進し続けている。


千歌「バクフーン!! 一旦後退!!」
 「バクッ!!!」


攻撃の手を止め、バクフーンは立ち上がり後ろに向かってステップを踏む。


英玲奈「“とびかかる”!!」
 「シズ…」


が、オニシズクモは今度は地面を踏み切って、跳び込んできた。


千歌「わ!? と、跳ぶの!? “だいもんじ”!!」
 「バックフーーーン!!!!!!!」


背中から爆炎を立てながら、バクフーンが最大級の火炎攻撃で迎撃する。

──が、


 「シズ、」


オニシズクモはまるで意に介さず、炎の中を一直線に突っ込んでくる。


千歌「炎が効いてない……!?」
 「バックフーーーーンッ!!!!!!」


バクフーンは雄叫びをあげながら、火力を増すが、

オニシズクモはその火力に押し負けることなく、どんどんこちらに接近してくる。


千歌「ま、まずい……!?」


もう離脱出来る距離感じゃない。


英玲奈「オニシズクモ!!」
 「シズ…」


炎を掻き分けながら、跳び込んで来たオニシズクモが至近距離で頭を振るう。


英玲奈「“アクアブレイク”!!」
 「クモ、」



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