千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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27: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 00:26:07.72 ID:DoNfZkVt0

曜ちゃんはその間、何度も何度も涙を拭っている。

善子ちゃんもきっとわかってはいるんだろう。親友が目の前で居なくなって。それでも戦えなんて言うのがどれだけ酷なことなのかくらい。


善子「でも……戦うって自分たちで決めたんだから……やらなきゃ……っ」


善子ちゃんが自身を鼓舞するために、声をあげた、

私は……。

──手を握った。


善子「……っ……?」

梨子「…………」

善子「リリー……?」


逆の手で曜ちゃんとも。


曜「梨子ちゃん……?」

梨子「大丈夫だよ」

曜・善子「「え……?」」


力強く、言う。


梨子「千歌ちゃんは……大丈夫」


自信有り気に、確信めいて。


梨子「千歌ちゃんは、こんなことじゃやられない。負けないし。諦めないし。挫けない」

曜「梨子……ちゃん……」

善子「…………」

梨子「無鉄砲で、いい加減で、無計画で、猪突猛進で、何にも考えてない……だけど……!!」


私は前を見据えて、


梨子「私たちが泣いてたら……すっとんで来て助けてくれる……それが、千歌ちゃんでしょ?」

曜「…………うん……っ!!」

善子「…………ええ、その通りよ……っ!!」


二人が私の言葉に頷く。


 「バァァァアァァァァァ!!!!!!!!」


パルキアが腕を振り上げた。私は──


梨子「──千歌ちゃーーーーーんっ!!!!」


叫んだ。

瞬間。

──水を巻き込んで二本の竜巻が海から巻き上がる。


 「バァァァルッ!!?」



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