千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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241: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/15(水) 13:51:14.12 ID:YHpk3Rh50

バーテンダー「そうでしたか」

あんじゅ「カウンターの奥の席、使わせてもらっていい?」

バーテンダー「ええ、もちろんです」


バーテンダーさんは恭しく礼をすると、店の奥へと戻っていった。


あんじゅ「さ、こっちに来てくれる?」

曜「あ、はい……」


あんじゅさんに促されて、後ろをトコトコと付いていく。


曜「あのーあんじゅさん……」

あんじゅ「なにかしら?」

曜「ここ……バーですよね?」


通されたカウンター席の向こうでは、恐らくマスターらしき人がカクテルを作っているところだった。


あんじゅ「そうよ。行き着けの場所なの。落ち着いてお酒が飲めるから、つい足を運んじゃうのよ」

曜「……私、まだ未成年なんですけど」

あんじゅ「わかってるわ。別にお酒を飲ませるために呼んだわけじゃないから。マスター、この子にソフトドリンク貰える?」


あんじゅさんの言葉を聞くと、マスターと呼ばれた人が手際よく、ジュースを用意してくれる。


マスター「パイルの実をベースにした、きのみのブレンドジュースです」

曜「あ、ありがとうございます……」


一口飲んでみると──


曜「なにこれ!? おいしい……!!」


パイルの実の皮が持つ酸っぱい味のあとに、他のきのみの甘い味が口いっぱいに広がる。

でも、それでいてしつこくなくて、すごく飲みやすい。無限に飲んで居られそうな気がする。


マスター「ありがとうございます」

あんじゅ「マスターの作るカクテルやブレンドジュースは絶品なのよ。……っと、それはいいとして」


あんじゅさんはカバンから、封筒のようなものを取り出す。


あんじゅ「これを渡しておこうかなと思って」

曜「……? なんですか?」


封筒を受け取り、表を見ると、


曜「……え」


そこには『コンテスト運営委員会役員推薦状在中』と書かれていた。



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