千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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220: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/15(水) 03:01:07.76 ID:YHpk3Rh50

対抗するように、チェリムから打ち出される火の玉。

二つの炎技ぶつかり爆ぜる。

“だいもんじ”にぶつけるにはギリギリの火力──押し切れるかは僅かな差、

そう思った矢先──


 「チィィル!!!!!!」

梨子「!?」


そんな思考を無視するかのように、チルタリスが炎を突っ切って飛び込んでくる。


ことり「“ドラゴンダイブ”!!」

梨子「っく!! “はなふぶき”!!」
 「チェリリーーー!!!!!」


チェリムが大量の“はなふぶき”をぶつけるが、チルタリスの勢いは止まらない。


梨子「……っ!! “フラワーガード”!!」
 「チェリッ」


咲き誇る花びらたちが、今度はチェリムを守るために集まってくる。

それごと押し潰すように、


 「チルゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!」


チルタリスがのしかかってくる。


 「チルゥゥゥゥ!!!!!」

 「チェ、チェリリーーー!!!!!」


チルタリスの重量と、花びらによるガードの力比べ。

だけど、優勢なのはチルタリス。徐々に推されて行く。


梨子「“やどりぎのタネ”!!」
 「チェ、チェリリッ!!!!!」


周囲にエネルギーを吸収する、タネをばら撒く。

だけど──間に合わない。


ことり「そのまま、いっけぇえーーーー!!!」

 「チィィィィルッ!!!!!!!」


このままじゃ推し負ける、そんなとき、


 「チェリリッ」
梨子「……!」


チェリムが一瞬目配せをしてきた。


梨子「……うん!! 後は任せて!!」
 「チェリ──」


私のその言葉に安心するように、チェリムは崩れ落ちた。

そして、すぐさま後続のボールを放る。



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