千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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215: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/15(水) 02:44:51.22 ID:YHpk3Rh50

梨子「……! “はっぱカッター”!」
 「チェリッ!!!」


咄嗟に気付き、指差して“はっぱカッター”を飛ばす──ケンホロウの頭部に向かって、


ことり「ケンホロウ! ガード!」
 「ホ、ロォ……」


夢現の中、ケンホロウは翼で顔を庇う。すると──ガキンッと硬い音が鳴り響く。


梨子「や、やっぱり……!! “はがねのつばさ”で防御をあげてた……!!」

ことり「バレちゃったか……さすがに、顔は硬くできないからね……」


眠っているように見せかけて──実はずっと、止まったまま技を使っていた。

じゃあ、あの鶏冠の輝きは──回復技……?


梨子「“あさのひざし”か……!!」

ことり「む、そっちもばれちゃったか」


私が晴らせた太陽の光を使って回復をしていたようだ。

どうりでダメージの通りが悪い気がしたわけだ。

持久戦はダメそうだ。攻撃をしたところで回復されて受けきられてしまう。


梨子「チェリム! もどって!」
 「チェリ──」


なら一旦交代。


梨子「お願い、ピジョット!!」
 「ピジョットォォォォ!!!!!!」


ボールからピジョットが飛び出す。


 「ホロォ」

梨子「!」


交換のタイミングにあわせて飛んできたのは“エアカッター”。


梨子「ピジョット! “エアスラッシュ”!」
 「ピジョットォォォォ!!!!!!!」


それを同じような遠距離のひこう技で相殺する。

とにかく、一体……!


梨子「ピジョット! “ブレイブバード”!」
 「ピジョットォォォォ!!!!!」


── 一気に加速した、ピジョットの突進攻撃。


ことり「ケンホロウ!」
 「ホ、ホロォ……」


ケンホロウは再び“ねごと”によって、夢現のまま、翼を前に掲げる。

硬質化した翼で受け止めるつもりらしい。



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