千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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176: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/14(火) 12:51:03.03 ID:gM5+0Wds0

千歌「ち、ちがっ──」

善子「残念、“くろいまなざし”を受けたのは……ルガルガンよ」

千歌「……ぁ」

 「ワゥ……」


ルガルガンが膝を折る。──時間だった。


善子「なんだかんだで気付いたのはさすが。でも、タッチの差だったわね」

 「バクフ……」 「ゼルゥ……ッ」

 「──ヒョォォ……」 「シャンディィ……」


そして、バクフーン、フローゼル。善子ちゃんのユキメノコ、シャンデラも倒れ。


 「カァカァ……ッ」


戦闘不能になったドンカラスも落ちてくる。

その際、ドンカラスは一瞬、私の方を見て、してやったりという顔をしていた。


千歌「……“ほろびのうた”を唄ってたのは……ムウマージじゃなかった。あれは……私を欺くための、口パク」

善子「ふふ、正解。本当に“ほろびのうた”を唄ってたのは、ドンカラスよ」


“くろいまなざし”も私が勝手に動けるドンカラスが使ったんだと思い込んでた……本当はムウマージが使っていたんだ。


善子「“くろいまなざし”のキャッチは使ってるポケモンが戦闘不能になったら、効果が切れちゃうから……もっと判断が早ければルガルガンは助かったかもしれないわね」

千歌「……っ」

善子「でも、わざわざムウマージをムクホークで狙ってくれたのは僥倖だったわ。“みちずれ”で更にもう一匹戦闘不能に出来た。……って言っても、他のポケモンたちは満足に身動きがとれなかったものね」

千歌「…………」


落ち着け……。善子ちゃんは元々トリックプレイを得意としている。

それはここまで一緒に戦ってきた中でも、ずっと見てきたことだ。

私を動揺させるために、わざわざ私のプレイミスを解説してるんだ。

実際、私は完全に善子ちゃんの発言に惑わされて、4匹を相討ちに持ち込まれた。

真っ向から、戦ってたら、また何を仕掛けられるか……。


善子「アブソル」
 「ソル…」


善子ちゃんは最後の手持ち──アブソルを繰り出す。


善子「千歌、ルカリオを出しなさい。最後はお互い、エースでぶつかり合いましょう」

千歌「…………」


どう考えても、この挑発には乗るべきじゃない。


千歌「行くよ、しいたけ!」
 「ワッフッ!!!!」

善子「……フラレちゃったわね。まあ、いいわ。……アブソル、メガシンカ!!」
 「ソルッ!!!!」


善子ちゃんのメガロザリオが光り輝き、呼応するようにアブソルが光に包まれる。



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