千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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171: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/14(火) 12:37:54.00 ID:gM5+0Wds0

次第に上から落ちてくる水が、押し上げられていく。


千歌「よし、押してる!! いけっ!!」
 「ゼルゥゥゥゥ!!!!!!!!」


そのまま、フローゼルの攻撃は降って来る水を完全に押しのけ──空を切った。


 「ゼルッ!!?」
千歌「!? ま、また消えた……!!」


またしても、ゲッコウガは身を隠してしまった。……というか──


千歌「善子ちゃんも消えた……!?」


慌てて周囲を見回す。

するとすぐ近くの湖の水面に──ポコポコと泡が立っている。


千歌「水の中!? フローゼル!!」
 「ゼルッ!!!!!」


水の中に逃げ込んだ善子ちゃんを追って、飛び出したフローゼル──その背後から、青白い炎が一閃して、フローゼルを吹き飛ばした。


 「ゼルゥッ!!!?」

千歌「……!?」


水の中の泡はブラフだ。

すぐさま気付いて、攻撃を仕掛けてきたであろう、シャンデラのいる方に振り返る──


 「──ムバァァアァァァァァ!!!!!!!」

千歌「わあぁぁっ!!!?」


──私のすぐ後ろには気付けば、ムウマージ。

目の前で“おどろかす”をされて、思わず足が縺れる。


善子「──ドンカラス!!」


善子ちゃんの声が──上から聞こえて来た。


千歌「!!?!?」

善子「“ふきとばし”!!!」
 「カァァァーーーー!!!!!!」


上を見上げると、脚に善子ちゃんをぶら下げたまま、ドンカラスが強風を叩き付けてくる。

ただでさえ脚が縺れていた私はそのまま、背後の湖へとお尻から飛び込む形で──


 「──ヒョォォ」

千歌「……っ!!」


これまた、聞き覚えのある鳴き声が背後からしてきて、

私の身体の一部が着水すると同時に、

──ピシリと、湖底の表面が氷漬けになる。



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