千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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168: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/14(火) 12:33:42.01 ID:gM5+0Wds0

千歌「綺麗……」


善子ちゃんは見当たらないけど、この景色を見に来たというだけでも、一旦クリスタルレイクに訪れたのはよかったかもしれない。

そんなことを考えていたら──

──すんすんと、


千歌「? ……人の、声?」


女の人がすすり泣くような声が背後から聞こえてくる。

辺りを見回していると、今度は、


 「キィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

千歌「!!」


それは泣き叫ぶ声に変わる。


千歌「これって……」


私はこの声に心当たりがあった。

次の瞬間、突然──髪の毛を何かに引っ張られる。


千歌「わったた……」


少し後ろによろけたけど……私は自分の頭の後ろに手を回して、ソレを掴んで、自分の前に持ってくる。


千歌「──久しぶり、ムウマージ」

 「ムマァーージ♪」


そこに居たのはムウマージだった。

そして、それを見計らったかのように、空から声が降って来る。


 「──よくぞ見破ったわね!! とうっ!!」


声と共に、人影が飛び降りてくる。


 「シュタッ!!」


もう誰かなんて考えるまでもなかった。


千歌「善子ちゃん!」

善子「善子じゃないわよ!! ヨハネだって言ってんでしょ!?」


善子ちゃんは今日も絶好調のようだ。


善子「それよりも……よくぞ † 幽寂たる宵闇の魔女 † を察知したわね……さすが、リトルデーモン千歌……」


……一瞬なんの話かと思ったけど、たぶんムウマージのことだと思う。


千歌「そういえば、善子ちゃんと初めて出会ったときも、こんな感じの小高いところだったね」


あのときは見晴らしのいい流星山の頂上から、そして今度はクリスタルレイクのあるこの丘で。



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