千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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143: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 12:52:51.19 ID:SDtZ71oz0

亡くなってしまった命は……もう戻らない。

だから、せめて、その魂だけでも……安らかに眠ってくれればなって……。


海未「……地方全体は順調に平和を取り戻しつつあります。各地のゴーストポケモンの数も平常に戻りつつあります。これも全て、貴方たちのお陰ですよ、千歌。ポケモンリーグ四天王の立場として直々に御礼を述べさせて頂きます。ありがとうございます」

千歌「えへへ……でも、みんなが頑張ったからこその平和だと想います」

海未「ふふ……貴方ならそう言うと思っていましたよ。……さて、それでは、私はウテナシティに戻りますね」


ウテナシティ……確かポケモンリーグがある街だよね。


海未「それでは、千歌。今度こそ……ポケモンリーグで会いましょう」

千歌「はい!」


そう言って海未師匠は病院から去って行くのだった。





    *    *    *





海未師匠と別れたあと、

私は自分の病室に戻ってきていた。

明日には一旦自宅に戻るために、荷物をまとめないとね。

私がそんなことを考えながら、病室の中に入ると。


曜「あ、千歌ちゃん」

善子「ん、千歌」

梨子「千歌ちゃん、おかえり」

花丸「おかえりずら〜」

ルビィ「……すぅ………すぅ………zzz」


6人部屋の病室の中では、ベッドで安静にしている梨子ちゃんと花丸ちゃん。可愛らしい寝息を立てて眠っているルビィちゃんの姿。

そして、外着に着替えて、今まさにバッグを背負っているところの曜ちゃんと善子ちゃんが居た。


千歌「曜ちゃんと善子ちゃんはもう旅に出るの?」

曜「うん。私たちはそれこそメガシンカの疲労があっただけだし、もう入院してる理由もないから。とは言っても、私はことりさんのところに戻るだけだけど」

善子「ま、病院食も飽きたしね……これ以上、長居する理由もないし。私はちょっとあちこち回ってポケモンでも捕まえようかなって」

千歌「ポケモンの捕獲?」

善子「私の旅の目的はアブソルだったから……もう特段やることもなかったんだけどね。鞠莉から頼まれちゃって」

花丸「善子ちゃん、実は図鑑を貰った6人の中で一番捕獲データが揃ってたんだよね」

千歌「え、そうなの?」

善子「むしろこっちが驚きよ……ま、そういうことで図鑑データの捕獲収集を任されたってこと」
 「そうロトー行くロトー」


そう言って、善子ちゃんのバッグから、ふよふよと板状のものが飛び出してくる。



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