千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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141: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 12:47:00.75 ID:SDtZ71oz0


    *    *    *





ダイヤさんと鞠莉さんの病室を後にして、次に訪れた部屋で、


千歌「えっと……こんにちは〜……」


再びそろりそろりとドアを開ける。


理亞「……千歌」

千歌「こんにちは、理亞ちゃん」


部屋の中には理亞ちゃんの姿、そして……


聖良「…………」


眠っている聖良さんが静かにベッドに横たわって目を瞑っている。


理亞「……ねえさま、生命活動には何も問題がないみたい。呼吸もちゃんとしてるし……眠ってるから、点滴で栄養を補給するしかないけど。本当にただ眠ってるのと同じ状態。……目を覚まさないことを除けば」

千歌「……そっか」

聖良「…………」


静かに眠っている聖良さんを二人で見つめる。


理亞「……ねえさまと私がやったことは……きっと許されないことだと思う」

千歌「……」

理亞「ねえさまが目を覚ましたら……その罪を二人で償わなくちゃいけない」

千歌「理亞ちゃん……」

理亞「今はねえさまは眠っているから……足りないだろうけど、私の分だけでも……。本当に、ごめんなさい……」


理亞ちゃんはそう言って頭を下げる。

ここ数日。何度か理亞ちゃんの元を訪れているけど、何度もこうして謝罪をされている。


千歌「……理亞ちゃんたちには理亞ちゃんたちの想いがあったんだよね。それが良いことだったとは言えないけど……ちゃんと前を向いて反省していくつもりがあるなら、きっと大丈夫だと思う」

理亞「千歌……。……うん」

千歌「……あはは、ごめんね。なんか偉そうに」

理亞「いや……大丈夫」

千歌「……あんまり長居しても悪いから、もう行くね」

理亞「うん」


様子を見に来ただけだったし。私は踵を返して、部屋から出て行こうとする。

そのとき、


理亞「千歌」


理亞ちゃんに名前を呼ばれて、立ち止まる。



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