千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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130: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 04:17:54.60 ID:SDtZ71oz0

──パシッ。

乾いた音がした。


理亞「…………っ」


ルビィちゃんが理亞ちゃんの頬をはたいた音だった。


ルビィ「……そんなことしても、誰も喜ばない」

理亞「…………」

ルビィ「……むしろ悲しい。わたしも……きっと聖良さんも」

理亞「……ルビィ」

ルビィ「それに……またいつか、ディアンシー様に認められるように頑張るって、ルビィと約束したよね?」

理亞「…………。……ごめん、脱出しよう」

ルビィ「うん」


ルビィちゃんがヘタリ込む理亞ちゃんの手を取って、立ち上がらせる。


ルビィ「……ドンカラス!!」
 「カァーーーッ!!!!!」

理亞「……クロバット!!」
 「クロバットッ!!!!」


黒い羽と紫の羽が開く。

二匹の飛行要員はそれぞれ主人の肩を掴む。


理亞「ねえさま……少し我慢してね」

聖良「…………」

ルビィ「聖良さん……頑張って」


二人掛かりで聖良さんを支えるようにして飛び上がり、聖良さんの手持ちを回収しながら入口に向かっていく。


千歌「果南ちゃん! 乗って!!」
 「ピィィッ!!!!」


私もムクホークの背に乗る。


果南「ごめん、千歌!! お願い!!」


そして、私たち5人は崩れ始めたやぶれた世界を脱出するために飛び出した──。





    *    *    *





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