千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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127: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 04:12:29.89 ID:SDtZ71oz0

ルビィちゃんが叫んだときには──

聖良さんは、ディアンシーから生み出された、宝石の嵐に吹き飛ばされていた。


聖良「……ぁ……っ……」

千歌「……っ!!」

理亞「ねえさまっ!!!!」


全身を硬い宝石の嵐で切り裂かれ、血を流しながらぐったりとする聖良さん。


 「アンシー……」


ディアンシーはそんな聖良さんを冷ややかな目で見つめている。


理亞「ねえさまっ……!!」


理亞ちゃんが真っ青な顔になって、聖良さんに駆け寄る。


理亞「ねえさまっ!!! しっかりして!! ねえさま……!!」


理亞ちゃんが声を掛けながら、聖良さんを揺する中、私は目の前で起こる予想外の出来事に対して、呆然と立ち尽くしていた。


聖良「り……ぁ……」

理亞「……!! ねえさま!!」

聖良「ごめん……なさ、い……ディアンシー……いま、つかまえ、ますから……」

理亞「……どうして……どうして、こんなになるまで……」

聖良「……あたり、まえ、じゃない……ですか……」

理亞「え……?」

聖良「なんにも……ほしがらなかった……り、あ……あなたが……はじめて、ほしがったん……ですよ……。……また、あのあったかい、ひかりが、ほしい……と」

理亞「……!」


理亞ちゃんが聖良さんの言葉に目を見開いた。


理亞「……う、そ……じゃあ……最初から……全部、私の為に……? たった、それだけの……ために……?」

聖良「それだけ……なんて、いわないで、ください……。たったひとりの……いもうとの、ねがい……なんです、よ……」


聖良さんはそう言って、ディアンシーに視線を向ける。


 「アンシー……」


視線に気付いた、ディアンシーの周囲に再び宝石が浮かび上がる。


理亞「……っ!!!」



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