千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/13(月) 04:12:29.89 ID:SDtZ71oz0
ルビィちゃんが叫んだときには──
聖良さんは、ディアンシーから生み出された、宝石の嵐に吹き飛ばされていた。
聖良「……ぁ……っ……」
千歌「……っ!!」
理亞「ねえさまっ!!!!」
全身を硬い宝石の嵐で切り裂かれ、血を流しながらぐったりとする聖良さん。
「アンシー……」
ディアンシーはそんな聖良さんを冷ややかな目で見つめている。
理亞「ねえさまっ……!!」
理亞ちゃんが真っ青な顔になって、聖良さんに駆け寄る。
理亞「ねえさまっ!!! しっかりして!! ねえさま……!!」
理亞ちゃんが声を掛けながら、聖良さんを揺する中、私は目の前で起こる予想外の出来事に対して、呆然と立ち尽くしていた。
聖良「り……ぁ……」
理亞「……!! ねえさま!!」
聖良「ごめん……なさ、い……ディアンシー……いま、つかまえ、ますから……」
理亞「……どうして……どうして、こんなになるまで……」
聖良「……あたり、まえ、じゃない……ですか……」
理亞「え……?」
聖良「なんにも……ほしがらなかった……り、あ……あなたが……はじめて、ほしがったん……ですよ……。……また、あのあったかい、ひかりが、ほしい……と」
理亞「……!」
理亞ちゃんが聖良さんの言葉に目を見開いた。
理亞「……う、そ……じゃあ……最初から……全部、私の為に……? たった、それだけの……ために……?」
聖良「それだけ……なんて、いわないで、ください……。たったひとりの……いもうとの、ねがい……なんです、よ……」
聖良さんはそう言って、ディアンシーに視線を向ける。
「アンシー……」
視線に気付いた、ディアンシーの周囲に再び宝石が浮かび上がる。
理亞「……っ!!!」
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