千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/13(月) 04:07:42.34 ID:SDtZ71oz0
聖良「…………理亞……?」
理亞「……ねえさま……もう、終わりにしよう……」
ルビィ「理亞ちゃん……」
ルビィちゃんに肩を貸してもらいながら、こちらに歩いてくる理亞ちゃんの声だった。
聖良「……ダメ……です……」
理亞「ねえさま……」
聖良「わたし、たちの……夢は……もう、すぐ、そこなんです……!!」
聖良さんは身体を引き摺るようにしながら、私から距離を取る。
理亞「ねえさま……!! もうやめて……!!」
理亞ちゃんが駆け寄ろうとした、そのときだった。
──聖良さんと理亞ちゃんのポケットの中から、眩い光が漏れ出していた。
理亞「え!?」
聖良「こ、これは……!! まさか……!!」
二人が慌ててポケットから、取り出したソレは──ピンク色の宝石。
ルビィ「……!! 女王様のダイヤモンド……!!」
そして、次の瞬間。
私たちの目の前の空間から、とてつもない眩さの光が溢れ出す。
千歌「……っ!?」
ルビィ「ま、まさか……!!」
理亞「っ!?」
聖良「……は、はは……やはり、貴方は私たちを選んでくれた……」
その光の中から出てきたのは──
「──アンシー……」
巨大なピンク色の宝石をその身に宿したポケモン。
聖良「ディアンシー……!! やっぱりこの世界に……!! 私の仮説は全て正しかった……!!」
「アンシー……」
聖良さんはディアンシーに向かって身を引き摺りながら近付いていく。
聖良「ディアンシー……覚えていますか……? あの日、雪山で私たちを選んでくれたことを……」
「アンシー……」
聖良「さぁ、私たちと共に……行きましょう……貴方に選ばれた私たちとなら──」
ルビィ「ダ、ダメッ!! 聖良さんっ!!」
聖良「……!?」
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