千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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126: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 04:07:42.34 ID:SDtZ71oz0

聖良「…………理亞……?」

理亞「……ねえさま……もう、終わりにしよう……」

ルビィ「理亞ちゃん……」


ルビィちゃんに肩を貸してもらいながら、こちらに歩いてくる理亞ちゃんの声だった。


聖良「……ダメ……です……」

理亞「ねえさま……」

聖良「わたし、たちの……夢は……もう、すぐ、そこなんです……!!」


聖良さんは身体を引き摺るようにしながら、私から距離を取る。


理亞「ねえさま……!! もうやめて……!!」


理亞ちゃんが駆け寄ろうとした、そのときだった。

──聖良さんと理亞ちゃんのポケットの中から、眩い光が漏れ出していた。


理亞「え!?」

聖良「こ、これは……!! まさか……!!」


二人が慌ててポケットから、取り出したソレは──ピンク色の宝石。


ルビィ「……!! 女王様のダイヤモンド……!!」


そして、次の瞬間。

私たちの目の前の空間から、とてつもない眩さの光が溢れ出す。


千歌「……っ!?」

ルビィ「ま、まさか……!!」

理亞「っ!?」

聖良「……は、はは……やはり、貴方は私たちを選んでくれた……」


その光の中から出てきたのは──


 「──アンシー……」


巨大なピンク色の宝石をその身に宿したポケモン。


聖良「ディアンシー……!! やっぱりこの世界に……!! 私の仮説は全て正しかった……!!」

 「アンシー……」


聖良さんはディアンシーに向かって身を引き摺りながら近付いていく。


聖良「ディアンシー……覚えていますか……? あの日、雪山で私たちを選んでくれたことを……」

 「アンシー……」

聖良「さぁ、私たちと共に……行きましょう……貴方に選ばれた私たちとなら──」

ルビィ「ダ、ダメッ!! 聖良さんっ!!」

聖良「……!?」



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