千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/13(月) 04:06:12.27 ID:SDtZ71oz0
──バキバキバキと音を立てながら、凍りつく地面を、
「バクフーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
全身に炎を纏った、バクフーンが走り抜ける。
千歌「いっけぇーーーーっ!!! “フレアドライブ”ッ!!!!!」
「バクフーーーーーーンッ!!!!!!!!!」
バクフーンは、周囲の冷気も纏めて、フリージオごと、爆熱で吹き飛ばした──。
* * *
ルガルガンと共に、聖良さんたちのいる足場に辿り着く。
聖良「まだ……です……げほっ、げほっ……」
聖良さんは、血を口から吐き、
聖良「っ゛…………!!!」
左目は血色に染まり、止め処なく血が流れている。
千歌「聖良さん……」
聖良「まだ……です……。まだ……目的は……達成されて、いません……」
千歌「……もう聖良さんのポケモンはみんな戦闘不能です。……すぐメガシンカを解除して、降参してください」
聖良「……っ……マーイーカ!!」
「マーイーカッ!!!」
マーイーカが私に向かって飛び出してきて、腕に“からみつく”。
「マーイーカッ…!!!!」
千歌「……もう、戦わなくていいんだよ」
「マイー…カー……」
そう告げると。
マーイーカは戦意を喪失したのか、大人しくなる。
聖良「マーイーカ……!!」
千歌「聖良さん……もうあなたの手持ちも聖良さんにこれ以上戦って欲しくないって……」
聖良「……っ!!」
主人が傷付く姿をこれ以上見ていられないんだろう。
聖良「まだ、です……まだ……私は……私たちの目的……は……」
「──ねえさまっ!!」
そのとき、声が響いた。
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