千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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111: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 03:37:10.77 ID:SDtZ71oz0

 「──ギシャラァ」

聖良「……空間内の仕組みを変えられたようですね……。さっきとは更に左右だけが逆になった。貴方が本当にこの世界を支配している存在というのは間違いないようですね。……ですが」


すぐさま、その軌道を修正し、再びギラティナを追う。


 「──ギシャラァッ!!!!!」


再び、ギラティナは目を光らせ、空間の仕組みを組み替える──が、

今度は全く動じず、先ほどと同様にギラティナを追いかけ続ける。


 「──ギシャラァッ」

聖良「事象を逆転させられるのが、貴方だけの力だと思うのは過信だと思いますよ」


そう言う、私の背中から、小さなポケモンが顔を出す。


 「マーイーカ」
聖良「マーイーカの“ひっくりかえす”を応用すれば、何度この空間を組み替えられても、私の周囲だけは元に戻すことが出来ます。言ったではないですか、何年も研究をしてきたって……!」


一気にギラティナに距離を詰める。


聖良「覚悟してください──ギラティナ……!!」

 「──ギシャラァッ!!!!!」


いよいよギラティナに追いつこうか──というそのとき、


 「ルガルガン!! “ストーンエッジ”!!」
  「ワォォーンッ!!!!」

聖良「!!」


声と共に、背後から鋭い岩石が飛んでくる。


聖良「プテラ!!」
 「テラァッ!!!!」


プテラは“つばさでうつ”で岩石をいなす。


聖良「……また、貴方ですか」

 「聖良さん……!! もう、こんなことやめてください!!」


岩石が飛んできたルートを逆算して、目をやると、そこにはこの計画の間、期せずして何度も会うことになった少女の姿。


聖良「千歌さん」


千歌さんはムクホークで空を飛びながら、ルガルガンを従え、私の方へと迫ってくる。


聖良「……ここまで、追ってくるなんて、正直予想していませんでしたよ」

千歌「聖良さん……!! こんなことしても誰も笑顔になれないよ……!!」

聖良「それを決めるのは貴方ではありませんよ」

千歌「……っ」

聖良「……相手をしてあげたいところですが、生憎今はそれどころでは──」


言いながらギラティナに視線を戻そうとした瞬間。



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