千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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103: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 22:47:53.48 ID:DoNfZkVt0

ことり「また、帰って来てくれるよね?」

海未「……ええ。そのうち、またひょっこり帰ってきますよ」


穂乃果はいつもそうだから。今回もそうだったし、次回があるならそのときもきっとそうなんだろう。


海未「私たちも地上に戻りましょうか」

ことり「うん、そうだね」


まだ、戦いは全て終わったわけではないのですから……。

レックウザに任されたこの地方をしっかり守るために、私たちは再び地上へと戻るのでした。





    *    *    *





──クロサワの入江。ダイヤ、鞠莉。


ダイヤ「──……っ゛」

鞠莉「ダイヤ……っ!! ディアルガのパワー……落ちてるわよ……っ!!」

ダイヤ「わ、わかってます、わ……っ!!!」


鞠莉さんから叱咤が飛んでくる。

わたくしは再び、足腰に力を入れ踏ん張り直して、掌の上に乗せている“こんごうだま”を握り込む。

すると、僅かに小さくなりかけていた、やぶれた世界へのホールがまた大きくなっていく。

そうは言っても鞠莉さんも顔を歪めながら、“しらたま”を握っている。


鞠莉「これ……っ!! 思った、以上に……っ きつい、わね……っ」


集中して、珠から命令を送っているだけのはずなのですが、


ダイヤ「脳が、焼き切れそう……ですわね……っ……」


流れ込んでくるディアルガの意識と同調させようとするだけで、頭の中が発熱して、壊れそうになる。


鞠莉「伝説の、ポケモンを、直接、操るのは……やっぱ、並大抵の……ことじゃ、なさそうね……っ」

ダイヤ「聖良さん、は……こんな、ことを……やりながら……っ……戦闘していたの、ですか……っ」


全身の筋肉が痙攣し、脂汗が滲んでくる。


鞠莉「でも……途中で、止めちゃ、ダメよ……!!」

ダイヤ「ええ、もちろん……っ!! ルビィたちが、戻ってくるまで、は……っ!!」

鞠莉「もし途中で、ぶっ倒れても……っ!! 叩き起こしてあげるから……っ!! 安心して……っ!!」

ダイヤ「ふふ……っ そのとき、は、お願いします、わ……っ!!」





    *    *    *





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