31: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2019/05/08(水) 01:13:38.65 ID:ggin5fGOo
「そりゃそうだよ。高校からの友達って貴重だもん」
「俺も何人いるか」
「片手くらい?」
「だろうな」言い方は悪いけど、歳をとればとるほどそういう関係って選別されていく。そう言葉を続けた。
「本当に好きなら、とか言うけど、それができたら苦労しないわな」
もうすっかり冷めたコーヒーは甘々で、底に溶けきっていない砂糖が残ってた。
「昔話聞くつもりがお悩み相談室みたいになったな」
「本当にね。そんなつもりなかったのに」
「ま、いいんじゃないか。たまには」
「なにも解決してないけどさぁ」
聞いてもらっただけでも助かったけど。
「解決もなにも、なにをやればいいかなんてもうわかっていることだろ」
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