45:名無しNIPPER[saga]
2019/04/28(日) 21:34:18.12 ID:D/gZfYJM0
「……それで、私に何か、用?」
陽が落ちるのも早いし、マンションの屋外廊下を通り抜ける風も肌寒い。
一緒の仕事帰り、マフラーに顔を埋めながら自分の部屋の鍵を開ける夕美ちゃんは、あたしに不安げな表情を見せていた。
「あたしに言えない用事なのかにゃ、って」
バチは当たらないはずだと思った。
何せ、一緒にユニットを組む、切磋琢磨してきた仲間同士だ。
「……うん、そうだよね」
夕美ちゃんはドアを開け、あたしを中に招き入れた。
「これは……?」
一目見て、異常事態である。
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