2:名無しNIPPER[sage]
2019/04/28(日) 17:32:10.63 ID:X3MuSzA3O
いつも通りの道をあくびを殺しながら、登校する、今日も何もない穏やかな日の筈だった。
彼と遭遇するまでは…
金髪青眼のハンサムな中年が道路の真ん中で駄々をこねていたのだ警察相手に…。
ナオ「……」
中年「やだ!やだ!やだ!私は戻るのだ妻の元に!」
ロボ警察「だからあなたは!ロボットでしょう!廃棄が決まったからおとなしくしてください!」
ナオ「……」
中年「そんなの!嘘に決まっている!私の妻が私を捨てるわけないだろう!」
ロボ警察「棄てられたの!これ!ほらこの書類に書いてあるでしょう!」
中年「何かの手違いだ!ん?」
ナオ「すごいな…感情制御プログラムがバグってるのかな?…廃棄処分に抵抗するロボットなんか居ないのに…」
中年「きみ!きみ!さっきから私のこと見てるよね!よかったら助けてくれないか?」
ナオ「…うわっ、絡まれた」
中年「うわっとはなんだ!私は必死なんだ今すぐに愛するものの元に向かわなければ!」
ナオ「僕も学校があるので…申し訳ないのですが…」
中年「後生だ!頼む!廃棄になりたくない!私を買ってくれ!」
ロボ警察「すいませんね…今、大人しくさせるので…」
ナオ「あっハイ」
警察の手にスタンガンが握られていた。
中年「警察さん…まずい!それまずい!それはすごく痛いものじゃないか!」
ロボ警察「……」
警察は何も言わずに発射した。
中年「あばばばばばばば!」
中年は命中すると悶絶しながら倒れた。
ロボ警察「ごめんね、迷惑かけて怪我ない?」
ナオ「大丈夫です 学校があるので僕はこれで」
ロボ警察「勉強頑張ってね」
当初の予定よりだいぶ遅れて学校に着いた。
変なのに絡まれた所為だ。
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