31: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:35:49.89 ID:HvshuUb/0
「ド変態!」
私の前まで辿り着くやいなや、吐き捨てるように罵声を浴びせて美也との間に収まった。
その凄みの中に相手への嫌悪感を織り交ぜる表現力、力量の高さは流石天才子役と言った所。
「凄いぞ桃子、キレッキレだな!」
「バカじゃないの!? ホントに気持ち悪いんだから!」
ところが、彼女の悪態はこれで尽きなかった。
その後もセクハラである、犯罪である、そもそも普段から目つきはイヤらしい、
人間不信の源になる等々非難の集中雨あられ――って、た、確かに軽率過ぎたかもしれないが!
「口答えより先にもっと離れて!」
「しかし桃子!」
「しかしもかかしもお菓子も無いし、お兄ちゃんがずっと傍に居たら美也さんが安心して横になれないじゃない!」
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