美也「志保ちゃん、一緒に頑張りましょうね〜」
1- 20
42:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 21:12:34.01 ID:AEVT7W6Z0
そこには私の知らない人が居た。
一瞬、本当にそう思った。

それは美也さんだった。
けど私は、あんな美也さんを見たことがなかった。

いつも穏やかに下がっていた眉は真っ直ぐに上がり、
柔らかく微笑んでいた唇は固く引き結ばれ、
額に髪を張り付かせ、振り乱し、滝のような汗を流しながら、
私たちが練習していたあの振り付けを踊っている美也さんがそこには居た。

私は目が離せなかった。
瞬きすら、呼吸すら忘れた。
けどその後、私の体はほとんど無意識的に、扉を押し開けていた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
52Res/37.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice