26:名無しNIPPER[saga]
2019/04/21(日) 14:59:15.46 ID:i/o/WJrU0
冠城「ところで、話しが変わりますが……手塚先生は、かつてこの学校の生徒だったんですよね?」
為房校長「はい…前の校長と、こちらの時田君から話は聞いています」
時田教頭「……」
右京「ちなみに、この学校でこの事を知る方は……」
為房校長「この学校の職員全員が把握しています。手塚先生が、自ら話したそうです」
右京「なるほど、手塚先生がご自分で……」
冠城「こんな事を言うのも何ですが……よく、この学校で3年もいられましたね」
為房校長「実を言うと彼、教師として腕がかなり立つ方でしてね、研修の時点でプロかと思えるような腕前だったんですよ」
「おまけに、人当たりもかなり良くて……この3年で、彼のことを頼りにする職員や彼を慕う生徒も増えていました」
右京「人当たりが良かった……ですか」
人当たりがかなり良い……
当時小学生だった手塚守は、大人顔負けの頭脳の持ち主であり、
そのことが災いして響子以外の人間をあまり寄せ付けないような人物であった。
それが、人当たりが良いと評価される日が来るとは……
16年前の手塚を知っている右京は、
あの事件がきっかけで手塚の性格が変化した事を感じ取った。
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