138:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 19:34:43.97 ID:r6in7ffD0
右京「まず、あなたがヘヴルを使うようになった経緯から説明しなければなりません」
「あなたがヘヴルを使うようになったのは、今年に入ってからです」
「そうなった原因は、手塚先生にありました」
「あなたは、自分のお兄様を精神的に追い詰める原因を作った彼が、まともな人間として生きているのが許せず、この3年間、大きな苛立ちを感じていた」
「そんなあなたの前に現れたのが、このバーをアジトにしていた密売グループでした」
「彼らから提供されたヘヴルの効果に酔いしれたあなたは、次第にヘヴルにのめり込んでいった……」
時田教頭「……」
右京「しかし、そこまでして何の変化がないはずがありません。学校職員の中にも、その事に気付いた者も数名いたはずです」
「その気付いた者の中に、吉田先生が含まれていたとしたら?」
「そう考えると、話しは簡単なんですよ」
そこまで言って右京は、教頭の方を向き直してこう続けた。
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