14: ◆CS7uVfQgX.[saga]
2019/04/07(日) 22:49:24.96 ID:DPD4NUpc0
素直に返事されてしまった恥ずかしさもあり、メニューを広げてなにを食べるか相談する。
「あ、そういえばプロデューサーさんお酒飲まないんですか?」
「百合子もいるのに飲まないよ。別にソフドリで大丈夫」
「むぅ…そうですか…」
百合子は納得していない様子だったが、食べるものを決め店員を呼ぶ。来たのはPより少し年上に見える美人な女性で、担当するアイドルだったらどうプロデュースするか、なんて考えてしまう。いかんいかん、職業病だな。お互いに取り分けられるような料理を4品ほど注文し、ドリンクを頼む。
ちょっとお花摘みに行ってきますね、と一丁前に隠語を使い、百合子が席を立つ。百合子の今の服装は南国らしく、赤地にカラフルな花が咲き誇るノースリーブのリゾートワンピースで、肩口から覗く肌色がまぶしい。それ以上に、たまに肩紐がズレた時に見える下着であろうピンク色が目のやり場に困る。
南国だからってさすがに油断しすぎだろ。
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