13: ◆CS7uVfQgX.[saga]
2019/04/07(日) 22:40:49.63 ID:DPD4NUpc0
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撮影は無事に終わり、Pと百合子は夕食のために海辺のテラス席に座っていた。他のスタッフたちとの打ち上げの予定があったのだが、お酒のある席に百合子を連れていくわけには行かないし、だからと言ってスタッフたちにお酒を抜きにしてもらうのも忍びない、という理由から辞退したのである。
「プロデューサーさん、ホントによかったんですか…?」
百合子は申し訳なさそうに尋ねてきた。別に気にすることないのに。こういう周囲に気を配れるところも百合子の美点であるとPは感じている。
「大丈夫だよ。撮影終わってからは百合子のそばにあんまりいられなかったから、メシぐらい2人で落ち着いて過ごしたいしな」
Pとしてはからかい半分で言ったつもりだったのだが、
「はい。プロデューサーさんが飲み会を断ってくれて、正直嬉しかったです、なんて。えへへ…」
と、素直に返してくるから天然はタチが悪い。
なんだよそれ、可愛すぎるだろ。
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