理樹「この間、いきなり知らない人に抱きつかれてさ」恭介「なに?」
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13:名無しNIPPER[saga]
2019/04/07(日) 01:13:15.44 ID:jphP/bxN0
昼休み

理樹(真人はああ言ったが、僕は依然とその小さな傷を燻らせていた。既に終わった事だし、僕自身には何も出来ることがないという点が僕に思考の終着点を与えなかった)

理樹「・・・・・・」

佳奈多「あら、また来たの?」

理樹「・・・・・・」

佳奈多「ねえ、聞いてる?」

理樹「・・・・・・」

佳奈多「ち、ちょっと。無視はないでしょう!」

理樹「うわっ!えっ、二木さん?」

佳奈多「もう、失礼ね」

理樹「ごめん、話しかけてくれてたんだね。気付かなかったよ」

佳奈多「勘違いしないで。ただ、知り合いがいたから声をかけただけ。別に貴方自身に関心があったとかじゃないから」

理樹(二木さんは素っ気ない口調でそういうと、昨日と同じように僕の隣に座った。これまた昨日と同じく小さな弁当を持って)

佳奈多「・・・人を無視するなんてよっぽどのことを考えていたんでしょうね?」

理樹「いや、それは・・・」

理樹(一瞬、二木さんにこの事を相談しようか迷ったけどすぐに頭を振った。こんな事話してもどうにかなるものじゃないし、あんまりこの話自体学校に広まってほしくないものだったからだ。そこで僕は慌てて、話を逸らすことにした)

理樹「そ、そういえば、お弁当なんて珍しいね。中身もちゃんとご飯を詰めてるんでしょ?」

佳奈多「ああ、これ?」

理樹(そう言って二木さんは弁当箱を開けた)


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