理樹「この間、いきなり知らない人に抱きつかれてさ」恭介「なに?」
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12:名無しNIPPER[saga]
2019/04/07(日) 00:55:21.54 ID:jphP/bxN0
理樹(それから僕らはどんな顔をして恭介達のいるテーブルに行こうか考えたが、結局何も知らない風を装うことにした。その方が他の皆もいくらか気が楽だろう)

理樹「おはよう、みんな」

真人「あ〜腹減ったぜ。おいおい、なんだ恭介、シケた面しやがって!」

恭介「いや・・・なんでもないんだ。さあ、全員集まったし食べようか」

謙吾「そ、そうだな!」

小毬「えへ・・・食べよっか、鈴ちゃん」

鈴「うん・・・」

理樹「・・・・・・」

理樹(その朝ご飯はみんな心なしか早く食べ終わった)




休憩時間

教室

理樹「はぁ・・・」

理樹(おそらく、朝ご飯の時の騒動はきっと誰も悪くない。女生徒は恭介への想いが昂りすぎた結果ああなっただけだし、恭介も興奮した彼女を諌めるにはあそこまで言うしかなかった)

理樹(頭の中ではそんな事は分かっているんだけど、どうしても僕の中ではモヤモヤが残って離れなかった。それはきっと恭介があんなぶっきらぼうな口調になった所を見たからだろう。もちろん、恭介に聖人のような幻想を持っていた訳じゃないけど、あんな姿を見たのはかなりショックだった)

真人「どーした理樹、ため息で過呼吸でも起こそうとしてるのか?」

理樹「そんな訳ないでしょ・・・朝のことだよ」

真人「ああ・・・」

理樹(真人はまるで言われるまで忘れていたかのような声をあげた。いや、忘れようとしていたと言った方が正しいか)

理樹「前にもあんな風な事ってあったかな?」

真人「さあな。恭介はモテるが、そういう事は俺たちから徹底して隠してきてた。きっと今日はそれがたまたま、それも悪い所が見えちまっただけなんだろうぜ」

理樹「ううん・・・」

真人「ま、あんまり気にするなよ」


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