曜「たとえみんなが望むとしても」
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90: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:51:53.99 ID:xnInN/pyO
善子「そうよ。私達、1年間ずっとaqoursのメンバーとして頑張ってきたのよ」

曜「花丸ちゃん、私達先輩のことはともかく、善子ちゃんやルビィちゃんと頑張ってきたことも思い出せないの?」

花丸「……すみません。善子ちゃんに関しては幼稚園の頃の、ルビィちゃんは中学でのことしか」

やっぱりか

それにしてもこんな風に特定の物事に関する記憶「だけ」が、綺麗さっぱり無くなってしまうなんてことがあるものなのか

善子「本当の本当に忘れたっての!? 私とアンタとルビィの3人でやってきたこと全部!」

花丸「……うん、信じられないずら。マルがこんなにキラキラ輝いているなんて」

善子「……信じられないでしょ? アンタなのよ、これ全部」

堪えきれなくなったのか、善子ちゃんの瞳から涙がぽろぽろこぼれ落ちる

善子「そっくりさんでもなんでもない……ずら丸本人なのよ」

花丸「善子ちゃん……」

善子「そして私はアンタへ告って、アンタは泣いて喜んで……『こんなマルで良ければ』って応えてくれて……なのに、なのにっ。ううっ……ぐうぅっ」

ベッドの上に泣き崩れる善子ちゃんを、花丸ちゃんが壊れ物を扱うようにそっと抱き寄せた

花丸「ごめんね……本当にごめんね、善子ちゃん。ううっ……うわあぁっ」

そして彼女もそのまま泣き出してしまった

後輩2人が号泣する様に居たたまれなくなり、私は先に病室を後にした


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