240: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:54:30.38 ID:xnInN/pyO
2つ目の封筒にはみかんと桜のマークが描かれている
そちらにはあどけなさが抜け凛とした大人の女性となった千歌ちゃんと、5歳ぐらいの頃の彼女に瓜二つな少女が、まん丸に大きくなった梨子ちゃんのお腹を愛しげに撫でる写真が入っていた
そう、梨子ちゃんは5年前に千歌ちゃんの娘を産み、今は2人目を妊娠しているのだ
曜「来月には2人目が産まれるって?」
ルビィ「みたいですよ。千歌ちゃんも梨子さんも幸せそうですよね」
曜「だね。いや〜、また梨歌ちゃんと会いたいなぁ」
ルビィ「ですよね。こういうの見てると、わたし達も子ども欲しくなりません?」
曜「うん、わかるわかる」
2人は小原グループが研究を進めていた「IPS細胞を用いて女性同士で子どもを作る実験」へ志願したのである
あの「忘却の書事件」の後にも、まるで「神様が千歌ちゃんと梨子ちゃんを仲が引き裂こうとしているのでは?」と思いたくなるような出来事は何度も起こった
ただし時には今までの経験を活かして、時には私を始めとしたaqoursのみんなや家族の協力もあって、全てを乗り越えていけたのだ
そう考えると、梨歌ちゃんは私を含め多くの人達が「2人の絆を守りたい!」と奮起したみんなの想いの結晶、と言えなくもない気がしてきた
なお、一応鞠莉ちゃんから私達にもメールは送られていたが「オリンピックで自分が納得する結果を遺してから考える」とお断りしていた
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