222: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:41:18.81 ID:xnInN/pyO
生徒会室へ向かうには三年生の教室が並ぶ廊下を通るのだが、私はその途中で見てはいけないものを目撃してしまった
曜「ちょっ!? 千歌ちゃんに梨子ちゃん、何やってるのさ……」
なんと誰もいない教室で、2人が口づけを交わすのを目撃してしまったのだ
だけど、わざわざ中へ入る必要はない
それが何度も私と千歌ちゃんが2人きりで話す時間を作ってくれた梨子ちゃんへの、ささやかな恩返しになるのだから
梨子「……んっ?」
千歌「どうしたの? 誰かに見られてた?」
梨子「ううん、何でもない」
千歌「そっか。もし曜ちゃんがいたら──」
梨子「『もう気にしないで』って言ってたでしょ」
千歌「……それもそっか、うん」
梨子「ルビィちゃんにも失礼だしね、そういうのって」
千歌「ルビィちゃんにも……だね」
さすが梨子ちゃん
私としても今度こそ新しいスタートを切るために、過剰に気を遣われたくはないんだしね
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