高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「3月下旬のカフェで」
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名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:18:29.14 ID:2uMcbXTl0
□ ■ □ ■ □
藍子「――かくれメニューを教えてほしい方は、このカフェに通ってみましょうっ」カキカキ
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:18:59.14 ID:2uMcbXTl0
藍子「あっ、そうだ」
藍子「"これを書いている間に、一緒にいてくれた加蓮ちゃんが寝ちゃいました。春は、もうすぐそこですね"」カキカキ
藍子「うんっ。……後で、何か言われちゃうかな? そういえば、加蓮ちゃんのひとくちコメント、まだもらってなかったっけ」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:19:28.89 ID:2uMcbXTl0
……。
…………。
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:19:59.80 ID:2uMcbXTl0
加蓮「……っと、店員さん。コーヒーありがとー。藍子、注文しててくれたの?」
藍子「加蓮ちゃんが、顔を洗いに行った時に……来た時のお返し、にはなっていませんかもしれませんけれど」
加蓮「そっか」ズズ
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:20:29.39 ID:2uMcbXTl0
加蓮「あ、そうだ、私もコメント書かなきゃ」
藍子「!」スッ
加蓮「……こら。なんでノート隠すの」
以下略
AAS
29
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:20:59.26 ID:2uMcbXTl0
加蓮「っと。……完成品できたらばっちり見るからね。その後デコピンするから」
藍子「デコピンはやめて……。じゃあ、完成品ができたら、加蓮ちゃんに一番に見せますね?」
加蓮「はいはい。コメントかぁ……」ズズ
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:21:29.05 ID:2uMcbXTl0
藍子「そうそう、前にカフェの写真を掲載したことがありましたよね。あれ、実はとっても評判がよかったんです!」
加蓮「おー」
藍子「あい……私の写真とは、また違う趣きがあっていいって。加蓮ちゃんに詳しいって方が、あれは加蓮ちゃんが撮ったものだって、一発で見抜いちゃったり!」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:21:59.20 ID:2uMcbXTl0
加蓮「ところでさー」
藍子「はい、何ですか?」
加蓮「んー……。うん。藍子のコラムへのファンレターのこと、もっと教えてほしいなー?」
以下略
AAS
32
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:22:29.02 ID:2uMcbXTl0
藍子「ふふっ。それに――」
藍子「いつの間にか、ここは私たちの隠れ家みたいになってるから……」
藍子「このカフェのこと、みなさんには知ってほしいですけれど、でも秘密なんです。ふふ、おかしなお話ですよね」
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:22:59.28 ID:2uMcbXTl0
加蓮「っていうかファンレターで聞かれるの? 私達が何してるのかってこと」
藍子「ときどき聞かれますよ。みなさん、加蓮ちゃんに興味しんしんなんですね」
加蓮「だからそれ私じゃなくて私に絡んでる藍子のことでしょ……。でも……そっか。ファンレター、いっぱい来てるんだ」
以下略
AAS
34
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:23:29.29 ID:2uMcbXTl0
藍子「……い、いいじゃないですか。べつに」
加蓮「別にいいよ? たださ、加蓮ちゃん的には自分のことを藍子ちゃんって呼ぶ藍子ちゃんもアリかなーって」
藍子「わ、私としては無しです。……でも加蓮ちゃん、よく自分のことを"加蓮ちゃん"って呼びますよね。今みたいに」
以下略
AAS
35
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:23:58.98 ID:2uMcbXTl0
加蓮「じゃラジオのコーナーってことで。自分を名前で呼んでみよー。わー」パチパチ
藍子「わ、わ〜?」
加蓮「はいノッたね。では高森さん、どうぞっ」
以下略
AAS
36
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:24:29.03 ID:2uMcbXTl0
加蓮「お? そーきたか。ではここでお便りを募集しましょう。あっ、早速ツイッターのアカウントに投稿が。"私も見てみたいです!"とのことです」
加蓮「これは期待に答えないといけませんねー。では藍子ちゃん、どうぞっ」
藍子「……か、加蓮ちゃん? 本当にそういう企画や、台本がある訳じゃないんですよね?」
以下略
AAS
37
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:24:59.51 ID:2uMcbXTl0
加蓮「では藍子ちゃん、どうぞっ」
藍子「は、はいっ。あ――」
加蓮「い?」
以下略
AAS
38
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:25:29.14 ID:2uMcbXTl0
加蓮「……」
藍子「えと……コップ、お願いします、ね?」
加蓮「よ、よろしくねー……」
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:25:59.33 ID:2uMcbXTl0
□ ■ □ ■ □
加蓮「……っと、もう6時すぎてるんだ。そろそろ帰る?」
以下略
AAS
40
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:26:28.81 ID:2uMcbXTl0
加蓮「ったくもー。……っと、ごめん、Pさんから電話だ。待っててもらってていい?」
藍子「分かりましたっ」
加蓮「先帰っててもいいよ?」
以下略
AAS
41
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:26:59.64 ID:2uMcbXTl0
加蓮「……。っと、電話に出なきゃ」
加蓮「もしもし? Pさん? うん、今は大丈夫。そろそろ帰るとこだよ。……うんうん、――うん」
加蓮「……」チラ
以下略
AAS
42
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:27:28.83 ID:2uMcbXTl0
加蓮「……、」チラ
<ごちそうさまでした。……まだ外、少し冷えますね。え? このカイロ、もらっていいんですか? ありがとうございます♪
加蓮(さて――)
43
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:27:59.30 ID:2uMcbXTl0
毎日は変わらず過ぎていく。
夕陽と朝の日差しは、変わらずに繰り返され。雪は溶け、暖かな風が流れていく。
そうしてカレンダーをめくっていると、あの日の傷や、できあがった溝も、まるで当たり前のようになってきて。
以下略
AAS
44
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 20:02:31.55 ID:2uMcbXTl0
作者です。
大変申し訳ございません。タイトルに誤りがありましたので修正致します。
誤:高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「3月下旬のカフェで」
以下略
AAS
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