高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「3月下旬のカフェで」
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名無しNIPPER
[saga]
2019/03/25(月) 18:27:59.30 ID:2uMcbXTl0
毎日は変わらず過ぎていく。
夕陽と朝の日差しは、変わらずに繰り返され。雪は溶け、暖かな風が流れていく。
そうしてカレンダーをめくっていると、あの日の傷や、できあがった溝も、まるで当たり前のようになってきて。
何が起きたかなんて、忘れそうになってしまうけど。
……目を背け続け、それが当たり前だと慣れてしまうのも、1つの生き方かもしれない。
でも、私も、そして藍子も。
これまで何回も、傷ついて――時にはお互い、傷口に手を突っ込んで、ぐちゃぐちゃに痛みあって、そうして一緒に歩き続けてきた。
だから今回も、完全に治してしまおう。
私らしいやり方、アイドルとしてのやり方で。
【おしまい】
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