【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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606: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2020/03/06(金) 23:47:26.66 ID:cUtDLTap0

カチューシャ「大人はっ、あなたたちはっ……事態を収められれば、忘れ去られれば良いと思ってたんでしょうけどっ……それこそっ、私には関係なくてっ……そんな事でッ」

しほ「……はい。それを否定することは出来ません」

カチューシャ「っ……」

しほ「私たちは、あの時エリカさんの犠牲による影響をいかに小さくするかだけを考えました。あなた達に世間やメディアの矛先が向かなかったのもその結果にすぎません」


淡々と、原稿を読み上げるかのようにしほは答えていく。


しほ「それらは全て戦車道という競技の存続のためです」

カチューシャ「……なら、もういいじゃないですか。戦車道はこうやって今日も大盛況ですよ。私なんか、放っておいて理事長(そっち)に集中していればいいじゃないですか」


今更謝罪されたところで後悔の日々は消えてなくならない。

失われた命は戻ってこない。

犯した罪は消えない。

何も変わらないのなら、どうしようもないのなら。

もう放っておいて欲しい。

カチューシャはそう望む。


しほ「それはできません」


しかし、その望みは毅然と拒否された。




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