【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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605: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2020/03/06(金) 23:46:31.93 ID:cUtDLTap0

しほ「……そう、ね。そうだと思っていました」

カチューシャ「どれだけ庇われても、どれだけ私が悪くない理由を並べられても、私が……エリカの命を奪った事には変わりない。それを……私が否定できるわけ、無いじゃないですかっ」

しほ「……ええ。きっと、そうだと思っていました」


しほが体ごとカチューシャに向き直る。

真っ直ぐにカチューシャの碧眼を見つめて、深く頭を下げた。


しほ「……あなたを、守ってあげられなくて。あなたの苦しみに、寄り添ってあげられなくて、ごめんなさい」

カチューシャ「――――今更ッ!!」


その怒声は周囲の歓声に掻き消された。

モニターの向こうでは高所で守りを固め、着実に自分たちの戦力を削っていく大洗にしびれを切らしたのか、ヤークトパンターが大洗の陣地に向かって突き進んでいた。


カチューシャ「私がどんな気持ちだったかなんて、あなたに理解が出来るわけないっ!?私がッ、私がどれだけっ……私を、恨んだかなんてっ……」

しほ「……その通りです。それでも……ごめんなさい」


再び、深く頭を下げる。

カチューシャはこらえ切れなくなり、立ち上がりその小さな体を限界まで使って自身の怒りを露わにする。




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