【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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604: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2020/03/06(金) 23:45:35.69 ID:cUtDLTap0
浮かび上がりそうになる感情を必死で抑えているような声でしほは当り障りのない返事をした。

それをどう思ったのだろうか。

カチューシャがぐっとスカートの裾を握り、震える声を絞り出す。

カチューシャ「……忘れられるわけ、ないじゃないですか。私は……私は、」

そっと、しほの手がカチューシャの肩に置かれた。

そして、ゆっくりと首を振る。


しほ「……あなたは悪くない。私は以前そう言いました」

カチューシャ「私は……そんな風に思えなかった……今も」


それは、今も昔も変わらぬしほの結論なのだろう。

だから、カチューシャの結論も変わらない。

もしもしほが『あなたが悪い』、と。そう言ってくれる人だったならば、カチューシャは今こんなにも苦しんでいないのだから。

その答えをしほは理解したのだろう、目を細め空を見上げる。



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