【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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363: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/07/08(月) 00:45:26.23 ID:4imz0c/d0


アンチョビ「そうか!!……あれ!?カルパッチョはっ!?」

ペパロニ「カルパッチョならあそこっすよ」


抱えた焼きそばを食べながらペパロニが目線で促す。

すると、その先で金髪の―――カルパッチョと呼ばれている少女がカバさんチームのリーダーのカエサルと向き合っていた。


カルパッチョ「たかちゃーん!!」

カエサル「ひなちゃん!!」


二つの黄色い声は少し離れたみほたちの元へもはっきりと届いてきて、その仲睦まじさにみほが羨望も込めて苦笑する。


アンチョビ「もーっ!!……まぁ、あいつはいいか」


苛立たし気に釣り上げた眉をすぐに戻すとアンチョビはみほへと向き直る。

そして、ツインテールが跳ね上がるほどの勢いで頭を下げた。


アンチョビ「西住!!この間はすまなかったっ!!」

ペパロニ「本当に悪かった!!」

みほ「え、え」


アンチョビに続いてペパロニも頭を下げる。

本日二度目の謝罪にみほはやっぱり混乱してあたふたとしてしまう。


アンチョビ「こいつが迂闊にお前の名前を言ったせいで、迷惑かけて…」

みほ「そんなこと……」


アンチョビが謝罪した理由に確かに覚えはある。

あの時の自分は逸見エリカを騙ってて『西住みほ』の名は出したことが無かった。

だから、それを聞いていた沙織が気になって調べてしまい、一時的とはいえ沙織と華の離反を招く結果にはなった。

だが、それはあくまでみほ自身の問題故であって、ペパロニや、ましてやアンチョビの責任ではない。

なので謝罪をされる謂れなんてないと伝えようとすると、頭を下げたままのペパロニが申し訳なさそうに話し出した。


ペパロニ「前に、姐さんが悩んだ様子であんたの名前を言ってて……だから、調べて……」

みほ「……」


ペパロニを庇うようにアンチョビがその肩を抱く。




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