【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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361: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/07/08(月) 00:17:00.56 ID:4imz0c/d0




ケイ「良いわよ。いくらでも泣いて。明日も泣くのなら明後日、それでもだめなら明々後日。いつか笑えるわよ。幸せに消費期限なんてないんだから」


そんな事を言われたところで肯定なんてできるわけがない。

だけど、ケイを睨みつける事も否定の言葉を出すこともできず、みほは唇をかみしめる。


すると、ケイは目をそらしたままのみほの視線に回り込むと、立てた人差し指をグイと突き付ける。


ケイ「それじゃあ最後に、あなたにホームワークをプレゼントするわ!!あなたの戦車道を、今日の決勝で示して」

みほ「……」

ケイ「あなたがどうありたいのか、それが出来るのか。試合の中で表現して見せて。あなただけの輝きをみんなに見せて」

みほ「私だけの輝き……そんなの」

ケイ「いいえ、あるわ。きっと」


その表情に笑顔は無かった。だけど、『信じている』と、言葉よりも強く伝えてきた。

大して話したこともない自分になぜそんな表情が出来るのか、みほにはわからない。

わからないのに、わかってしまう。

ケイが自分を信じているのだと。


そんな自分の気持ちさえ伝わってしまったのか。ケイは満足げにうなずくと手を振りながらジープへと戻っていく。


ケイ「それじゃあ私たちはそろそろ行くわね!!ミホ、頑張ってねっ!!」

アリサ「ちょ、隊長待ってっ……頑張ってミホ」


ジープに飛び乗るケイの後をアリサが慌てて追う。

ハンドルを握っているナオミがみほに一礼すると、そのまま返事を待たずにジープは去っていった。







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