【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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◆eltIyP8eDQ
[saga]
2019/06/30(日) 01:32:28.12 ID:GvqkCp0m0
ケイ「……アリサが、話したい事があるっていうから聞いてみたの。無線傍受の事、それをあなたが庇ってくれた事。それと……なんでアリサがそんな事したのか」
みほ「……」
ケイ「いっぱい怒ったわ。なんでそんな事したのか。なんで言ってくれなかったのか」
みほ「……アリサさんは、ケイさんのために」
それ以上言わないで。と、ケイは手みほの言葉を遮る。
ケイ「わかってる。わかってるわ。だから……たっぷりと反省会をしたわ。アリサと、私の二人でね」
ようやく泣き止んだアリサが、顔を上げて赤い目でみほを見つめる。
その姿を見てケイは嬉しそうに微笑む。
ケイ「アリサの気持ちに気づけなかったことを謝った。これからどうしたいのか、どうして欲しいのか。たくさん話した。受け入れられることもそうじゃない事も。一つずつ」
ケイとアリサの視線が合わさる。
彼女たちが一体何を話したのか、どういう結論を選んだのか、
みほにはわからない。だけど、きっと確かな絆が、一回戦を終えた時よりも強固な絆がそこに生まれたのだと感じた。
ケイ「ミホ、私は……正々堂々のフェアプレイが好きだわ」
みほ「……とても素晴らしい事だと思います」
ケイ「でもね、私は知らぬ間にそれをみんなに押し付けてた。ううん、それならまだよかった。アリサの……みんなの意見を聞かずにそれが正しいってみんなハッピーだって思ってた」
アリサがその言葉に辛そうに唇を噛みしめる。
ケイ「だから、アリサのしたことは遅かれ早かれ起きてたと思うの。アリサじゃなくて他の誰かであっても」
その言葉をみほは否定しなかった。
ケイの言う通りだと思っているからではなく、ケイがアリサと向き合って出した結論を否定したくなかったから。
ケイ「ミホ、あなたに辛い真似させたこと本当にごめんなさい。でも……ありがとう。私たちが向き合える機会を作ってくれて」
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