【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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343: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/06/30(日) 01:47:12.10 ID:GvqkCp0m0


ありがとう。

その言葉をみほは自分の中で反芻する。

そんな言葉は自分に相応しくないと、吐き出しそうになるのを必死でこらえる。

やがて、ゆっくりと深呼吸をし、ケイを、アリサを見つめる。


みほ「ケイさん、アリサさん。私は……あなた達のようになれませんでした」


みほは思い直したようにかぶりを振る。


みほ「いえ、なろうとすらしてなかった。何も言わず、何も伝えず、いつか来る破綻なんて目に見えていたのに何もせずにいて……当たり前のように壊れた」


それはきっと手のひらに落ちた雪のように儚い夢だった。

いずれ溶けて、消えていくだなんてことわかっていたのに。永遠であって欲しいと願うばかりで何もしなかった。


みほ「なのに大洗の皆はそんな私をまだ信じるって言ってくれるんです」

ケイ「……良い仲間と出会えたのね」


ケイがそう微笑むとみほは悲しそうに笑い返す。

良い仲間。それは、間違いない。

自分にはもったいないほど、大洗の皆は優しく、善良な人たちだった。

だから、




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