【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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297: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/06/09(日) 02:31:28.88 ID:r9PzCrqV0


呼吸が乱れ、肩を揺らすまほ。

その眼前でみほは虫の息のようにか細い呼吸しかできなくなっていた。


みほ「お姉……ちゃん……」


それでも何とか声を出す。

その言葉が自らを指し示している事が不快だと言わんばかりにまほは顔をしかめる。


まほ「なんだその顔は?『そんな事思ってもいなかった』とでも言うつもりか?だとしたら、お前は本当に救えないな」

みほ「……ごめ、んなさい」


絞り出すようにそう告げると、その胸倉をまほが掴み上げる。

勢いのままW号に押し付けられ、ただでさえか細かった呼吸が更に小さく、絶え絶えになる。

けれども、まほの激昂は止まらない。


まほ「今さらなんだッ!?それで許してもらうつもりかッ!?それでッ!!エリカに顔向けできると思ってるのかッ!?」


まほを掴むみほの手からどんどん力が抜けていく。

だけど、まほの声はどんどんクリアに、まるで脳内に直接響いてるかのように伝わってくる。

その怒りが、哀しみが、どうしようもないぐらい伝わってくる。

だから、

まほ「エリカの……私の大切なものを奪ったくせにッ!!お前がッ!!全部壊したくせにッ!!なのにお前はッ!!」


もしもまほがこの怒りのまま自分を裁いてくれるのならそれで姉が満足してくれるなら。

みほが諦めではなく、そう望んだ時、


沙織「やめてッ!!」




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