【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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255: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/05/26(日) 23:50:15.03 ID:GNcdhecc0


杏「それで決勝だけどさー、どうする?」


そんな優花里と麻子のコントを見届けた杏が干し芋を齧りながらみんなを見渡す。


カエサル「今の一幕必要だったか?」

ねこにゃー「ゴミクソ映画見せられて無駄に時間の浪費しただけなんだけど」

優花里「うぁーーーーーーんっ!!」


カエサルとねこにゃーの辛辣かつ的確な意見に再び優花里が床に突っ伏して泣き出してしまう。


沙織「お願いっ!!今はゆかりんをそっとしといてあげて!!」

杏「えっと……とりあえず西住ちゃん、お願い」

みほ「あ、はい」


おいおいと泣きじゃくる優花里の背をさする沙織を尻目に、杏の指示を受けみほが皆の下へとやってくる。

なんとなく、空気が引き締まるのを感じ、皆の背筋が伸びる。


みほ「えっと、決勝戦で戦う黒森峰は高火力にして堅牢な重戦車を中心とした編成を好んでとっています」

優花里「硬くて強い!質実剛健こそがドイツ戦車の華ですね!!」

沙織「あ、復活した」


立ち直りの早い優花里にみほは苦笑して説明を続ける。


みほ「そこに厳しい訓練と厳格な規律によって維持される隊列が加わることで正面からの勝負では無敵と言っても過言じゃありません」

沙織「なら、どうするの?」


沙織の疑問にみほは一瞬考え込むように押し黙ると、覚悟を決めたように口を開いた。


みほ「……私が提案できる最善の策は、フラッグ車を孤立させて撃破する」

沙織「それって……」

みほ「はい。サンダース戦で本来とる予定だった作戦です」


結局、サンダース戦では作戦通りにはいかず、そもそも作戦通りに行った試合など一度もない。

けれども、これしかないのなら、やるしかないのだ。




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