【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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◆eltIyP8eDQ
[saga]
2019/05/13(月) 00:23:58.63 ID:bVfjB2rg0
疑問符がとめどなく浮かび続けるみほに対して、先頭の沙織はみほの姿を見るとうっ、と口元をおさえて目を潤ませる。
沙織「西住さんっ……よかった、無事だったんだね……」
優花里たちも同じように目に涙をため、杏と柚子は安堵のため息をもらす。
「みんな……」
一体何事なのだろう。
みほがまわりの反応に全くついていけず、胸の中で泣きじゃくる桃→沙織たちと視線をフラフラと移動させていると、
泣いてばかりで言葉になっていなかった桃がガラガラになった声で喋りだす。
桃「ごめんっ!!ごめんなあ西住いいいいいっ!!」
「あの……え?桃ちゃんなに謝って……」
桃「全部全部っ!!私たちが悪いんだっ!!お前に廃校なんか押し付けて、お前の事情なんか考えもしなくてっ!!」
桃の肩を掴んでいた手がピクリと反応する。
桃「お前に負担をかけていることなんてわかっていたのにっ!!お前がっ……辛い気持ちを隠していた事に気づいていたのにっ!!」
「……」
桃がみほの胸元を握りしめる。
桃「だからお前はっ、何にも悪くないんだっ!!廃校の事だって、なんだってみんなみんな、私たちのせいにしていいんだ!!」
涙を拭いもせず、桃はみほを見上げる。
桃「だから、だから……死ぬなんて考えるなっ!!」
額がぶつかりそうなほどの距離で桃はそう叫んだ。
「……そっか」
ようやく、みほはこの状況を理解する。
みんな、自分を心配して探してくれていたのだと。
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