白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/20(水) 15:44:28.83 ID:2rdIn1Hc0

ほたる「はぁっ、はぁっ、はぁっ…………」

 今度は覚えている。震える手を見詰めます。
 建物の揺れ、けたたましいサイレン、怪獣の襲来、発熱した手、プロデューサーさんの死――
 それらの悍ましい光景がはっきりと脳内にこびりつき、私の体はぐっしょりと汗に濡れていました。

ほたる「あれは……夢じゃ、ない……」

 胸に手を当てます。熱い手のひらが更に発汗を促します。
 肩で息をしながら、私は必死に頭を動かします。めちゃくちゃに乱れた思考を何とか形にしようとします。
 目覚ましアラームを止め、スマホで時間を確認します。六時ちょうど。日付も変わっていません。

ほたる「会場に、行ったら……」

 十時五十三分に建物が揺れ、怪獣の出現を知らせるサイレンが鳴る。
 一度目は非常口から、二度目は正面玄関から逃げた。
 しかしどちらも怪獣がすぐ近くに現れた。
 そしてプロデューサーさんが私を庇い、命を落とす……。

ほたる「それから……ここに、戻ってくる……」

 何故かは分かりません。だけど実際に起こっていることでした。
 あの胸の中の光が関係しているのでしょうか。だとしたら、これは私が引き起こしたことなのでしょうか。



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