白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/20(水) 15:39:17.88 ID:2rdIn1Hc0

 グオオオオオオン……という重々しい音が背後から聞こえてきたと思うと。
 凄絶な破壊音がし、同時に、私の全身から汗が噴き出ました。

 ――危ない。

 自分の身に危機が迫っている。私はそれを本能で察知していました。
 一斉に鳥肌が立ちます。何物かが空気を切る音を耳が捉えます。

 巨大な何かが背後に近づいてきている、それを感知します。
 振り返ると空中に瓦礫が浮かんでいました。
 浮かんでいるのではありません、落下していました。
 視界の中でそれが急速に巨大化していきます。
 さっきまで石ころみたいな大きさだったのに、今では一軒家一戸分はありそうな大きさに――

P「危ないっ!!」

 私の体が突き飛ばされます。
 視線が空から逸れ、地面の方に転じます。
 そのまま私は道路に倒れ込みました。
 咄嗟に突き出した手で顔を守りましたが、膝をすりむきました。

 直後、私の身が飛び上がりそうな揺れが起こります。
 突風が吹き、粉塵が舞います。細かいコンクリートの破片が私の背中に降り注ぎました。



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