ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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◆wulQI63fj2
[saga]
2019/03/21(木) 02:38:42.87 ID:UNrJknVn0
「ちょっと待ってよアスカ、本部に行くんじゃないの?」
「ちょっとゲーセン寄ってくだけよ、べつにいいでしょそのくらい」
「そんなまた勝手に……どうしよっか、綾波」
「先に行くわ」
「ああ、うん……じゃあまたね、綾波」
魔法によって強化された聴覚が捉えたのは、どこにでもいる普通の子供の会話だった。
ともすれば無関係の子供たちだと思いかねないほどに、普通の会話だ。
だが『本部』というワードが出てきたのは看過できない。
本部とはおそらくNERV本部のことを指しているに違いない。
「やはり彼らで間違いないないようね……」
「追いかけるかい?」
「やめておくわ。さすがにリスクが高すぎる。……ねえ、聞いてもいいかしら」
「質問の内容によるね」
「彼らの素質は、どう?」
ほむらが尋ねると、キュゥべえは丸く紅い瞳を閉じて考え込むような仕草をした。
それから数秒の間を開けて彼は言う。
「世界を救う英雄。あるいは世界を滅ぼす悪魔。そのどちらかと言われれば、信じてしまいかねないほどの因果を背負っているね」
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