【バーナード嬢曰く。】神林しおりの私小説【さわ×しお】
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10: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/03/14(木) 22:32:53.24 ID:3gAsdKZp0

 口の中の乾燥を覚えてホットミルクで湿らせる。と、そこでようやく私は口に手を当てた。町田さわ子が笑っている。また悪癖が出てしまった。

「あ……ご、ごめん」

 このせいで、私は大学でサークルに入ることを自粛している。一応大学には文芸部や映画研究会などもあるのだけれど、この悪癖をところ構わず披露しても平気と思えるほどには、まだこころは強くなかった

「いいよいいよ。私、神林のそう言うところが好きだなぁ」

 ふへへ、と笑った。許してくれたというよりは、包容力のある態度で包み込んでくれたというか。

「……」

 私はもう一度ホットミルクに口をつけた。




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