99: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:34:16.62 ID:9oCgBQ/Po
「もう全てを終わりにしよう」
と笑美莉は言った。
100: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:34:53.45 ID:9oCgBQ/Po
結局覚悟なんか決まりきらないまま。
智子は何も言わなかった。
101: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:35:35.47 ID:9oCgBQ/Po
笑美莉は、胸が張り裂けるような苦しみを感じた。
全部、嘘だと言いたかった。
102: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:36:16.43 ID:9oCgBQ/Po
不意に笑美莉は、尖塔の天辺から飛び降りたような非現実的な浮遊感に襲《おそ》われた。
このまま死んでしまうかもしれない。
103: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:37:12.45 ID:9oCgBQ/Po
やがて智子が、眉間の皺が跡形もなく消え去った普段通りの顔で、
「バカなこと言ってないで、早く風邪を治しなよ。
体調悪いから、変なこと言っちゃうのはしょうがないけどさ」
104: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:37:47.13 ID:9oCgBQ/Po
「だからそんな顔しないで」
智子はそう続ける。
105: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:38:48.34 ID:9oCgBQ/Po
「ごめんね」
そう言って、笑美莉は智子にむしゃぶりついた。
106: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:39:38.04 ID:9oCgBQ/Po
「いいよ」
優しい声で、智子が囁《ささや》く。
107: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:40:07.58 ID:9oCgBQ/Po
それから笑美莉が落ち着くのを待って、智子は改めて笑美莉を寝かしつけた。
ベッドの上で横たわり、目を瞑《つむ》った笑美莉。
108: ◆2DegdJBwqI[saga]
2019/04/15(月) 13:43:02.56 ID:9oCgBQ/Po
智子は、
「もう全てを終わりにしよう」
109: ◆2DegdJBwqI[saga sage]
2019/04/15(月) 13:50:44.87 ID:9oCgBQ/Po
今日はここまで、と言ったが最後まで書けたので投稿してしまった
スレの日付見ると一か月以上ダラダラ書いてましたね
内容面では、部分部分書き終わったらポンポン放出してたので、細かい描写で色々やらかしていて、
110Res/53.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20